どんな人でも病気になってしまう可能性はあるものであり、医療従事者やその経験者が病気になって病院に行くことも当然ある。まだ職場に出てきたばかりや、ようやく新人教育を終えたところの看護師が患者として同業者を相手にしたときには、2つのパターンのどちらかになることが多い。
1つは、小さなミスや見過ごし、注意不足などがあったときに指摘を受けてしまって恥ずかしい思いをするというパターンである。職業病とも言えるほどに細かな点にまで気にかかってしまう人は多く、同業者がしっかりと仕事ができていないとなると、つい口に出してしまうことは少なくないようだ。指摘されてしまって、ようやく同業者だと気づき、恥ずかしさや申し訳なさに苛まれることになることも少なくないようだ。
もう1つのパターンとしてよくあるのが、やはりミスの指摘ではあるものの、本来やるべきことを教えてもらえて助かるというものである。どちらも同じようなことではあるが、患者側の看護師がどのような人かによって指摘の仕方に大きな違いがあり、看護に当たっている看護師が受ける印象にも違いが生じる。
どちらの場合でも、細かな点に対する指摘という点では同じであっても、指摘の仕方が批判になるか教育になるかの違いなのである。しかし、実際には患者として訪れた同業者が自分の職業を隠していることは多く、本当に目に見えてわかる失敗をしない限りはよくわからないままに終わってしまうのが通常であり、それほど心配する必要はない。どうしても気になるようだったら、この【患者さんと信頼関係を築くには・・・?】というサイトを読んでおくといいだろう。