患者と付き合いやすい現場かどうかは、看護師が働きやすいかに大きな影響を及ぼす要素だろう。
どのような人が来院するのかということは、よく考えておくことが大切になるだろう。診療科の違いによって、どのような人が訪れるのかを選ぶことができるからだ。男性を相手にするのは苦手だという人は産婦人科を選ぶことができ、女性は苦手だという人は精神科や泌尿器科には男性が多い傾向があり働きやすくなることだろう。高齢者なら相手にするのが得意だという人は、精神科を選ぶのもいいだろう。逆に、子供との付き合いに関心があるなら、小児科を選べばいい。
診療科によって、主となる患者の性別や年齢には大きな差があるため、付き合いやすい人はどういう人かというのが明確になっているなら、それに合わせて診療科を選ぶといいだろう。看護師の仕事の半分以上は患者との付き合いになるため、どのような人の相手をしなければならないかは、仕事のしやすさに大きな影響を与える。苦手意識のある人があまりこないような診療科を選んでおくと、ストレスを減らすことができるのだ。
職能としてコミュニケーションを取るのは不可避なので、前向きに働けるようにするために、診療科ごとの性質の違いはよく把握しておくといいだろう。専門を決める前にいくつかの診療科を経験して、自分が付き合いやすい人はどんな人かと探してみるのもいい方法だ。中心的な業務でストレスを感じないようにするための工夫になる。